Part 3.おさえておきたい勉強のコツ

Part 3.英語を「話す」ためにおさえておきたい勉強のコツ




(1)音読で英語のリズム感を身につける

スピーキングの基礎力として重点的に身につけたいのが、英語のリズム感です。日本語と異なり、英語には抑揚や強弱が重要な要素になっています。

Why don’t you check it out?

(それを調べてみたら?)

例えば、この文章は、カタカナ表記すると「ワイ・ドント・ユー・チェック・イット・アウト」となりますが、実際には「ワイ・ドンチュー・チェッキラウ」のように発音されます。

これは英語のリエゾンと呼ばれる「単語と単語をつなげて発音する」方法がもとになっています。

このような英語ならではのリズム感は、実際に音読を繰り返して自分の口で慣れることで身についていきます。日頃から、英語のリズムを意識して真似をする感覚で音読を繰り返すようにしましょう。

(2)日常でよく使う単語とフレーズをまず覚える

ビジネスで英語を使いたいという目標があったとしても、まずは自分の身の回りにある日常に関連した単語やフレーズを使いこなすことを目標にして勉強することが大切です。

スピーキングを上達させるために必要な英語を英語で理解する回路や瞬発力を身につけるためには、日々の生活に密着した使用頻度が高いものを英語に転換することが効果的です。

まずは「英語で伝える」こと、そのものに慣れてから、場面ごとに単語やフレーズを増やして表現の幅を広げていきましょう。

(3)相づちとクッション言葉の使い方を覚える

「英語を話す」「英語でコミュニケーションする」中で、意外に見落とされがちなものが、英語の相づちとクッション言葉です。

日本語でも、相手の言ったことに対して、「そうですね」「なるほど」「へぇ」といった相づち表現を使いますよね。日本人は、うなずくことで相手の話を聞いていますという姿勢を示しますが、英語圏では「うなずく=同意・賛同」という意味になってしまいます。

「Yes(はい)」ではなく、「I see.(なるほど)」といった相づちの表現はしっかり学んでおきましょう。

またビジネスシーンなどで日本語でもある「よろしければ」「申し訳ないのですが」のような、表現を柔らかくするためのクッション言葉は英語でも活用されています。

コミュニケーションを円滑にするための表現は、積極的に習得して使いこなせるようにしましょう。

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Part 4.スピーキング力をさらにアップさせるための+α

基本の勉強法に実践的なトレーニングを加えることで、さらにスピーキング力を高めることができます。

ここでは、日々の勉強に取り入れやすいおすすめの「+α」をご紹介します。

(1)早口言葉で英語の発音に慣れる

英語の発音に慣れるためにおすすめするのが早口言葉です。英語で「tongue twister(タン・トゥイスター)」といいます。

実際、言葉を明確に発声するプロともいえる舞台役者は、日本でも海外でも早口言葉を使っています。

日本人が苦手とする「RとL」や「SとSh」に特化した早口言葉を使って、「早さ」ではなく「明確さ」を意識した発音に慣れるトレーニングが効果的です。

(2)音声日記で瞬発力と発音をチェックする

スピーキングに必要な瞬発力を身につけるためには、「英語で自分の考えや想いを伝える」頻度を上げることが効果的です。

そこで毎日の出来事や自分が感じたことを、日記のような形式で声に出してみましょう。「あれ、〇〇って英語でどう言えばいいんだろう?」と自分がわからないことが何か気付くこともでき、そこからボキャブラリーを増やすことにつながります。

また、音声として録音しておくことで、自分自身の発音を客観的に聞くことができ、無意識でしてしまっている発音のクセを自覚することもできます。

日記なので、間違えることを恐れず、気楽に挑戦してみましょう。

(3)興味のあるテーマの音声・動画をシャドーイングする

「シャドーイング」はスピーキング力アップに効果的な要素を多くもつトレーニングです。

「shadow(影)」という意味からもわかるように、聞こえてくる英文のすぐ後を影のように追いかけて真似する、という方法です。聞き終えてから、同じことを繰り返すのではなく、聞いたらすぐに発音していく、というのが、スピーキングに求められる瞬発力と英語を英語で理解する回路につながっていきます。

映画が好きな人は、映画に関連する音声や動画でシャドーイングしてみましょう。興味のあるテーマを選んだ方が、「知りたい」という欲がモチベーションにもなり、継続しやすくなります。

最初はテンポについていけないかもしれませんが、まずは短い文章から、反復してトレーニングしていきましょう。

まとめ

スピーキングを上達させるために大切なのは、英語に触れる機会が多い環境ではなく、英語を話すために必要なものを身につける方法です。

日本語と英語のリズムの違いや、語順の違い、といった基礎知識を習得しつつ、英語でのコミュニケーションに必要なフレーズを重ねていく。そして、実際に自分自身の声で英語を発することに慣れていくことが大切です。

「正しさ」ではなく「伝わるか」を意識して、英語でのコミュニケーションを楽しみましょう。

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